第1回(1979年度) 応募総数 5433編
できすぎ 吉沢景介
改造モデルガン 藤井青銅
鬼 秋道順
情報過多時代 俣野しづ子
バス停のあのグループ 高原愛
三時五分前 佐々木清隆
あるかもしれない 遠海治子
キャベツ 気駕まり
最高の喜び 西山浩一
或る夜の出来事 定岡章司(現筆名・二宮由紀子)
* この回に限り、当初講談社編集部が3編を優秀作、それ以外を入選作として発表しましたが、単行本収録時に星新一は「私はこの10作について順位をつける気にならぬ」「すべてすぐれた作品である」と選評に書いています。
第2回(1980年) 応募総数 6831編
最優秀作
花火 江坂遊
DOY(ドゥーイ) 早島悟
優秀作
人魚の日 望月博之
階段 山本一広
可愛い誤算 渡辺勝
念力 豊田糧
不条理な夜にしどけなき猫 呉芳景
いまに分る 成松良一
ある日突然 赤松秀昭
あなた 釜田雅彦
成就 小林聡幸
いたい 西秋生
第3回(1981年) 応募総数 5225編
最優秀作
幸せ色の空 大懸朋雪
愚か者の願い 五十嵐裕一郎
読むな 青木隆弘
優秀作
コンピューター・エイジ 阿部敦良
前足をなくした犬の話 清水直
魔法の薬 大島輝則
端午の幟 風間斉
手袋 西川徹
雨美濃 K・ヒロシ
最後の神だのみ 橘和彦
首 紋天沖世
ホームシック・ホームシック 岩間宏通
帰郷 太田忠司
第4回(1982年) 応募総数 4315編
優秀作
びん 青山章二(現筆名・深田亨)
平和な時代 山科武司
猫に卵 津井つい
ちょっとしたコツさえあれば 淡里茉莉子
道 高森雄二
十時五十六分 多田公紀
危険がいっぱい 高岡華
影 佐久間暢
お迎え 茂梨野湯実子
擬似イベントテレビ 小倉路保
塑性 花井隆宣
はっはっはっ 猪俣亜紀子
* この回は「全般に出来がよく、無理にきめるとなるとすべてを最優秀作にしなければならず、そうもいかない」ので「やむをえず、最優秀作はなしとする」ことになりました。(選評より抜粋)
第5回(1983年) 応募総数 3616編
最優秀作
"海" 安土萌
優秀作
よけいなものが 井上雅彦
アルファ商会 島野玲
角の店 堀敏美
おとぎ噺 山田恵子
二重人格 麻山羊一
写真 高橋総一郎
完全犯罪 伊坂康宏
会話 池田安孝
ムラサキの鍵 白河久明
奇数 斎藤肇
第6回(1984年) 応募総数 3310編
最優秀作
よく似た女 山口由紀子
優秀作
懺悔 奥田哲也
右腕そして…… 若桑正人
親愛なるジョージへ 松下貴昭
私は誰でしょう 石川さつき
クリスマス・プレゼント 小田ゆかり
突発性疾走症候群 高本恵子
朝ごはんが食べたい 田中哲弥
レストラン 高橋和明
吸血鬼志願 夜叉英止
壁 田村英和
第7回(1985年) 応募総数 2715編
最優秀作
ふられ薬 山口タオ
優秀作
ぼくの父ちゃん 星野幸雄
殺人テレフォンショッピング 矢崎麗夜(現筆名・矢崎存美)
乗り越し街道 曽庭亨次
声 宮原慎一
ぽん! 藤井俊
病の果て 関戸康之
自動幸福販売機 寺井容
倦怠期 西川めぐみ
阿美がはこんだふしぎな寓話 輝鷹あち
名人芸 角束瞳
丸窓の女 三浦衣良
第8回(1986年) 応募総数 2162編
最優秀作
空想ゲーム 村田浩一
優秀作
河童 篠原ナオミ
選ばれざる者 上村明子
禁断症状 葛田類
ハッピー・ドッペルゲンガー 輝鷹あち
力 松岡たつる
今年の夢 島崎一裕
宇宙ぐうたら大賞 波多野直子
星新一ショートショートコンテストは、1987年以降は「小説現代」の投稿コーナーとして継続。星新一が入院する1996年4月までつづきました。
1979〜1986年の最優秀作と優秀作、および1987〜1996年の入選作は、講談社文庫「ショートショートの広場」全9巻に収録されています。
リストの作成には、第5回入賞者で作家の井上雅彦さんと、ショートショート研究家で作家の高井信さんにご協力いただきました。
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